バーゼルワールドと並ぶ世界最大規模の新作見本市「SIHH」。その年のトレンドが分かる時計界の一大イベントです。
GINZA RASINでは現地にて新作情報をリアルタイムにレポートするため、バーゼルワールド2018と同様に、スイスへ2名のスタッフが旅経ちました。
今回はその様子をご紹介いたします。
1日目 成田空港→アムステルダム→ジュネーブ
1月15日(土)の11時フライトにて、私たちはスイス(オランダ アムステルダム経由)に旅立ちました。
出発2時間前には成田空港に集合し、搭乗手続き、手荷物検査、出国手続きを済ませ、アルステルダム行きの飛行機に搭乗。アムステルダムでのインターバルが1時間半しかなかったことが不安でしたが、すんなり乗り換えることができ、ジュネーブには午後6時に到着しました。(時差マイナス8時間)
ちなみに、今年は海外経験豊富なスタッフが担当です。2回目の現地リポートということもあり、非常にスムーズにスイス ジュネーブまでたどり着くことができました。
2回の機内食を含めながら複数の映画を視聴。オランダ航空は機内食がとても美味しかったです。
到着後 SIHH会場下見へ
ジュネーブに到着後、ホテルに直行したいところですが、本番でスムーズにレポートをするために一度会場の下見にいきました。
上記は会場入口の様子です。
この日は関係者のみ入場が許される日だったため、私たちはゲート手前までしか入れず。
一般公開は17日なので、今日はここまで。
2日目 スイスブランド正規店巡り
スイス出張2日目はスイスの正規店巡り。ジュネーブに本拠地を置く一流ブランドを訪れてみました。
ジュネーブ正規店巡り
時計の街ジュネーブには有名ブランドの正規店が数多く存在します。
パテックフィリップ・ウブロ・ランゲ・ボヴェなどなど。またブッフェラーやギュベリンも見学してきました。
日本の正規店も格調高いですが、本場スイスの正規店も違う魅力に溢れています。
特にパテックフィリップの本店は王様が出てくるんじゃないかと思うほどの豪華な造りでした(写真は厳禁だったため撮ることはできませんでした・・。)
ロレックス本社
時計界の王者、ロレックスの本社はジュネーブ市街から徒歩圏内でいけます。
写真ではよく見ることのあるロレックス本社ビル。
ガラス張りの建物は実際見ると迫力がありました。
パテックフィリップミュージアム
こちらは時計界の頂点を称されるパテックフィリップの事がよくわかる「パテックミュージアム」
4階建てとなっており、1階が工房時代の工具の展示&パテック・フィリップ創業のフィルムの上映。メインエリアである2階と3階は、1800以上の時計が展示されています。4階は文献資料の展示コーナーです。
尚、1階ではパテックフィリップの時計技術者が実際にムーブメントを製作していますので、その姿をすぐそばで見ることができます。1mm程度しかない小さなねじをピンセットで取り上げ、ねじ山を1本1本丁寧に彫り上げていく姿は圧巻でした(残念ながらこちらも写真NGのため撮ることはできませんでした)。
3日目 SIHH 一般公開日
いよいよ17日はSIHHの一般公開。
15時~22時の7時間しか会場を回れる時間がないので、スムーズに写真が撮れるよう万全の状態を期して、出発しました。
バーゼルワールドと比べると会場内は格調高い印象。
ブースエリアはアルコールが飲み放題となっており、社交パーティーにも思える雰囲気がありました。
会場はそこまで大きくなく、時計を一本一本撮影しても7時間で全ブランドを回ることができました。
15時の時点では入場待ちの方が列をなしていて時間が足りるか心配になりましたが、21時頃には人が少なくなり、比較的自由に撮影ができました。
各ブースは新作の世界観に合わせた渾身の展示物が所狭しと配置されていました。ブース内を徘徊しているだけでも楽しいので、これだけの人が集まるのも納得です。
22時ギリギリまで会場に滞在し、満足いく写真と情報を得ることが出来ました。
その後はホテルに戻り、写真を選定。分かる範囲の情報と合わせ、日本で待機しているWEBスタッフに届けました。
2名で撮影した写真は700枚以上にも及ぶため、この作業は地味に大変です。午前3時過ぎにようやく就寝しました。
最終日 出国までジュネーブ観光→パリ経由→日本
18日はいよいよスイス出張最終日。
午後便で日本へ帰国するため、時間になるまではレマン湖周辺を観光して回りました。
スイスは治安もよく、街並みも綺麗なので、ブラブラと街を歩いているだけでも楽しめます。
ただ、物価が高いので食事には苦労しました。
2名のランチで6,000円以上になることは珍しくなく、加えて価格の割にはクオリティーが高いとはいえなかったです。
やはり、食事に関しては日本が最高であることを改めて感じました。
最終的には名物である大きな花時計や蚤の市を回った後、ジュネーブ空港へ。
帰りはエアフランスでパリ経由で帰国しました。
ちなみに食事はオランダ航空の方がおいしかったです。
最後に
今回のSIHH出張もトラブルなく、任務を遂行することが出来ました。
ジュネーブはフランス語圏なので最終日には「ボンジュール!」と自然に挨拶ができるようになりました(笑)
上手くいった事もあれば、反省点も多かったSIHH2019。
3月に行われるバーゼルワールドは別のスタッフがスイスへ旅立ちますが、この経験を伝え、皆様に更に良い情報をお届けできたらと思います。
次回の出張レポートも是非ご覧ください。では!