これまで日本では、仕事や上司に恵まれてきたように思います。以前ロレックス正規店で働いた時のスタッフはみんな日本人で、外国人は自分一人でした。とは言え同僚スタッフは、みんな外国での在住や留学を経験しており、各国の文化・生活習慣などをお互いに理解しながらコミュニケーションを育むことができ、本当に楽しく仕事ができました。現在は離職しましたが、未だに連絡を取り合っています。もちろん、現在の会社も国籍による差やコミュニケーションの取りづらさなどは一切なく、スタッフ同士楽しく働くことができています。
中国との違いと言えば、新入社員の頃には結構驚かされることが多かったです。例えば研修制度。中国では基本的と思える事柄でも、日本ではすべて研修で教育するということにびっくりしました。当たり前に思えることも、一から徹底的に研修を行うシステムで、それは本当に良いと感じました。例えば接客研修の時に立ち姿勢、話し方、電話対応、笑顔、挨拶など・・・研修でしっかりと基本事項を身に着けます。
また、中国人は思ったことや感じたことを直接的に表現するタイプが多いのですが、日本人は婉曲的な表現をするのだな、と思いました。「日本らしさ」と感じる一方で、もう少しハッキリ自分の考えを主張してもいいのに、とも思います。遠回しに表現していたら人によって理解が違って、伝えたい事の意味も変わる可能性があります。そうすると大変なことになってしまうので、もっと直接表現してもいいと思います。